リバーサルパターン
Share
1. 概要
リバーサルパターン(Reversal Patterns)は、相場のトレンドが終わり、新しいトレンドが始まる可能性を示唆するチャートパターンの一種です。このパターンは、上昇トレンドから下降トレンド、または下降トレンドから上昇トレンドへの転換を予測するために使用されます。リバーサルパターンは、トレンドフォロー戦略とは異なり、重要な転換点を捉えることで利益を得ることを目的としています。
2. 主なリバーサルパターンの種類
-
ヘッドアンドショルダー(Head and Shoulders)
- 特徴: 左肩、頭、右肩の3つのピークを形成。ネックラインを下抜けることで下降トレンドへの転換を示唆。
- 活用方法: ネックラインをブレイクした際に売りエントリーを検討。
-
ダブルトップ(Double Top)
- 特徴: 2回目の高値が1回目の高値に達するが、それを超えずに下落。上昇トレンドの終了を示唆。
- 活用方法: ネックラインを下抜けた際に売りエントリー。
-
ダブルボトム(Double Bottom)
- 特徴: 2回目の安値が1回目の安値に達するが、それを下回らずに上昇。下降トレンドの終了を示唆。
- 活用方法: ネックラインを上抜けた際に買いエントリー。
-
トリプルトップ / トリプルボトム(Triple Top / Triple Bottom)
- 特徴: ダブルトップやダブルボトムと似ていますが、3つの高値または安値を形成することで、さらに信頼性が高まります。
-
ラウンドトップ / ラウンドボトム(Rounded Top / Rounded Bottom)
- 特徴: 価格がゆっくりと反転し、カーブを描くような形状を形成。時間をかけてトレンドが反転することを示唆。
3. リバーサルパターンの活用方法
-
パターン完成を待つ
リバーサルパターンは、完成する前にエントリーを行うと損失を被る可能性が高くなります。ネックラインや重要なサポート・レジスタンスラインを明確にブレイクするのを待つことが重要です。 -
出来高の確認
出来高が増加している場合、リバーサルパターンの信頼性が高まります。特に、ブレイクアウト時の出来高の急増はトレンド転換の強力なシグナルです。 -
目標価格の設定
パターンの最大値と最小値の差を測り、ブレイクアウト後にその値を加算または減算して目標価格を設定します。
4. メリットとデメリット
メリット:
- トレンドの重要な転換点を捉えることができる。
- 明確なエントリーポイントと目標価格を提供。
- 高い信頼性を持つパターンが多い。
デメリット:
- 偽シグナルのリスクがある(特にサイドウェイ相場では注意が必要)。
- パターンが完成するまでに時間がかかることがあり、タイミングを逃す可能性がある。
- 他の指標との併用が必要。
5. 実践例
-
ダブルトップの売りエントリー
上昇トレンドの後、2回目の高値が失敗し、価格がネックラインを下抜けた場合、下降トレンドへの転換を示唆。 -
ヘッドアンドショルダー・ボトムの買いエントリー
下降トレンドの後、価格が3つの谷を形成し、ネックラインを上抜けた場合、上昇トレンドへの転換を示唆。
6. 注意点
-
他のテクニカル指標と組み合わせる
RSIやMACDなどの指標と併用することで、シグナルの精度を高めることができます。 -
ストップロスの設定
偽シグナルによる損失を防ぐため、適切なストップロスを設定することが重要です。
7. まとめ
リバーサルパターンは、トレンド転換を見極めるための強力なツールです。パターンの完成を待ち、出来高や他のテクニカル指標と組み合わせることで、信頼性の高いトレード判断を行うことが可能です。リバーサルパターンをマスターすることで、相場の転換点を捉え、効率的なトレード戦略を構築することができます。