国内総生産(GDP: Gross Domestic Product)

国内総生産(GDP: Gross Domestic Product)

目次

  1. 国内総生産(GDP)とは?
  2. 市場への影響
  3. 注意事項
  4. 発表時間(夏時間・冬時間)
  5. まとめ

1. 国内総生産(GDP)とは?

概要

国内総生産(GDP: Gross Domestic Product)は、一定期間内に国内で生産された財やサービスの総額を示す経済指標経済成長率を測定する最も重要な指標の一つであり、国の景気動向を判断する際に用いられる。

GDPには主に以下の3種類があります。

  • 実質GDP(Real GDP):物価変動の影響を除いたGDP。
  • 名目GDP(Nominal GDP):物価変動の影響を含めたGDP。
  • GDP成長率:前期比・前年同期比での増減率。

米国のGDPは四半期ごとに発表され、速報値・改定値・確定値の3回に分けて公表される。市場が最も注目するのは速報値です

2. 市場への影響

GDPは景気の健康状態を示す最も基本的な指標であり、FRB(米連邦準備制度)の金融政策に影響を与える

主な影響

  • GDPが予想より高い(経済成長が加速)
    → FRB利上げ観測が強まり、米ドル高(USD上昇)・金利上昇・株価上昇の可能性
  • GDPが予想より低い(経済成長が鈍化)
    → FRB利下げ観測が強まり、米ドル安(USD下落)・金利低下・株価下落の可能性

特に、GDPの内訳である個人消費(PCE)や設備投資の動向が重要視される。

3. 注意事項

  1. 速報値・改定値・確定値の違い
    ・速報値:最も市場に影響。修正される可能性高い。
    ・改定値:速報値を更新したもの。
    ・確定値:最も正確だが市場反応は小さい。
  2. GDPの構成要素を確認
    米国経済の約7割を占める個人消費(PCE)が特に重要。
  3. FRB政策との関連性
    ・高成長→インフレ懸念→利上げ観測
    ・マイナス成長→景気後退懸念→利下げ観測

4. 発表時間(夏時間・冬時間)

GDPは四半期ごと(1月・4月・7月・10月)に発表される。

期間 発表時間(米東部時間) 日本時間(JST)
夏時間(3月~11月) 午前8:30 午後9:30
冬時間(11月~3月) 午前8:30 午後10:30

※GDP速報値は特に注目度が高く、発表時のボラティリティが大きい傾向がある。

5. まとめ

  • GDP=生産された財・サービス総額、経済成長率を測定する主要指標。
  • GDPが高いほど景気拡大、低いほど景気後退リスク。
  • 市場は速報値を最も重視し、FRB金融政策にも大きく影響。
  • 発表は四半期ごと、米東部8:30(JST 9:30/10:30)。
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